虫歯も歯周病も生活習慣病です。生活習慣の改善によって予防することが可能です。なによりもまず病気にならないことが一番です。この予防に力を入れています。ベテラン衛生士が時間をかけて丁寧にブラッシング指導を行います。それでも不幸にして虫歯や歯周病になってしまった場合には、早期発見して治療が必要かどうか判断します。

治療にあったって、「私が今この患者さんの立場だったら」、ということを常に念頭に置いています。自分だったらどういう治療を受けたいかを考えます。そして、その治療法を含めたいくつかの治療法を患者さんに提示し、その治療法の長所短所を説明し、その中から選んでいただくようにしています。人によって価値観は違いますから、一つの治療法を強制することは避けるようにしています。

虫歯の治療では、歯を削ることがどうしても必要になります。この歯を削る量を出来るだけ少なくしようと心がけています。治療法の発達や材料の進歩により、これが可能となってきました。大きく削って金属をいれるという治療から、削る量を最小限にして白いレジンをつめるという治療になってきています。

治療において、歯科医と患者さんとの信頼関係はとても大切です。患者さんが歯科医を信頼し、歯科医が患者さんを信頼する。このことによって治療がスムーズにすすみます。患者さんからの信頼を得るために、「予約時間をできるだけ守る」「笑顔で挨拶をする」「詳しく説明する」「できるだけ痛くない治療」などを心がけています。